マガジンのカバー画像

Humans of Nishinoshima

28
島根県、隠岐諸島の小さな島「西ノ島」で暮らす人のインタビュー記事。 島の人ってどんな暮らしをしているの?どんな仕事をしているの? そんな島暮らしの日常をお伝えしています。
運営しているクリエイター

#田舎

「なんとなく」で来て、しっかり気に入っちゃう島、西ノ島。

こんにちは、そしてはじめまして。中村と申します。 リレー記事企画、今回は西ノ島のターンです! ということで、本格的な記事に入る前に軽く自己紹介をさせていただきます。 私は10月から「大人の島体験」という制度を利用して西ノ島に来ました。 「大人の島体験」というのは、島根県に属する隠岐諸島のうち、西ノ島、中ノ島、知夫里島の「島前(どうぜん)」と呼ばれる3つの島で行われているインターンシップ制度。 3カ月という短い期間で、島暮らしと島の仕事を体験できる制度です。 期間が1年間の

島に恩返しを-Uターンした離島で美容院を開業-

西ノ島の浦郷(うらごう)地区に モダンな外観のお洒落な美容院、Bonheur(ボナー)があります。 Bonheurとは、フランス語で幸運・幸せを意味するそう。 なぜこの名前になったのか気になるところですが・・・ まずは江馬さんのご紹介を! お店のオーナー、江馬さんは西ノ島出身。 中学校まで西ノ島で過ごし、高校はお隣の島、島後地区にある隠岐高校に進学。学生時代は、野球漬けの日々を過ごしたそう。 高校卒業後、大阪の専門学校へ進学。 大阪、松江で15年ほど経験を積み、ここ西ノ

島唯一の裁縫屋さん-Sewing Hiromi-

浦郷地区の道路沿いに、お洒落な看板が。 島、唯一の裁縫屋さん「Sewing Hiromi(ソーイングひろみ)」があります。 みなさんは、裁縫屋さんを利用したことはありますか? 西ノ島町は、日本海に浮かぶ、人口2,600人ほどの小さな島。 その為、本土と比べて洋服を取り扱うお店が限られています。 若い世代はネットサーフィンをしたり、旅行に行った際に服を購入したりする方が多いそう。その一方で、高齢の方は、お気に入りの服をお直しして長く着たり、人から頂いたものを自分用にリメイ

Uターンしてもまた故郷を出てもいい。島で暮らす若者にインタビュー

地域の為に始めた音声配信アプリーー大野さんの経歴を教えて下さい。実は私たち同じ保育園出身なんですよね(笑)。 そうみたいですね(笑)。父が保育園を経営しているので、僕もそこの園を卒業し、小・中・高まで西ノ島で過ごしました。大学では東京に進学し、リベラルアーツで国際教養を学びました。卒業後、島にUターンし今年で5年目 なります。 父が経営している社会福祉法人シオンの園では、「保育園」と「就労支援施設」があります。僕は、就労支援施設のございなにて、現在勤務しています。 ーー仕

元地域おこし協力隊の二人が、なぜ島に来て窯元を継承したのか。

「後継者求む」の文字に惹かれたーーまずは、お二人が西ノ島に来られた経緯を教えて下さい。 池田:何か将来の自分に残るような、そんな仕事をしたいと思ったからです。今まで何回か転職をしてきました。東京のデザイン事務所で4年ほど働き、田舎の世界も知りたくなり北海道のペンションで働き、それがきっかけで野菜に興味を持つようになり、最後は東京のオーガニックスーパーの野菜担当として、10年間働きましたね。季節に合わせてイベントをしたり、ディスプレイを変えたり、そうしていると1年なんてあっと