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【島の子育て情報】「子育てサロン」とは?運営担当者さんにお話を聞いてみました。

このマガジンでは、移住を検討している方、島生活に興味がある方に向けて、島の住居・インフラ・子育て支援など、住む前に知っておきたい!そんな情報をお届けします。

今回お話を聞いたのは、西ノ島町社会福祉協議会の山本さん。
毎週木曜日に開かれている「子育てサロン」を担当しています。

子どもと雪遊び中の1枚

ー子育てサロンの取り組みの概要と目的を教えてください。
子育てサロンは毎週木曜日の10時から12時まで開催しています。
利用料金は1家族あたり50円頂いています。

場所は西ノ島町社会福祉協議会(美田コミュニティセンター)の2階です。
祝日はお休みです。(急遽お休みになる場合がございます。)

子育て中の親子や妊産婦の方が「楽しく、気軽に、無理なく自由に、どこでも」をキーワードに子育てを楽しみながら参加できるサロンを開催し、仲間づくりを支援しています。

保護者さん達が気軽に集まって知り合える場にできたらいいなと考えています。

開催中は、何時でも来ていただいて大丈夫です。帰られる時間も自由なので気軽に来ていただきたいです。

おもちゃも用意しているので、お子さんを自由に遊ばせてもらい、
保護者さん同士はお話しながら過ごしていただければ嬉しいです。

11時くらいからはお菓子と飲み物をこちらで用意して、ちょっとしたお茶会のような感じになっています。

飲み物はノンカフェインも用意していて、生後7か月から食べられるお菓子も用意しています。

スタッフは私と民生委員さんと子育て支援センターの方、いかあ屋の方と役場の健康福祉課の方が交代で来てくださっているので、計4人で対応しています。

ー2023年度から「子育て支援センター」と一緒になって子育てサロンを実施しているとのことですが、変わったことはありますか?
たくさんあります!

月に3回だったのが毎週開催になりました。あとは月に1回いかあ屋の方に紙芝居や絵本を読んでいただいたり、支援センターの方にパネルシアターをしていただいたりして楽しく過ごしています。

支援センターの先生達が運動会などのイベントも企画してくださりました。お子さんも大人も楽しめる内容になっていて、さすがだなと思いました。
保護者さん同士の交流もあって、楽しい運動会になりました!

運動会
手作りのアーチがすてきですね

去年はコロナ渦ということもあって、サロンに参加される人数も少なかったんですけど、今年度からは平均3、4組が参加してくれていますね。
多い時には6組くらいの親子が来てくれています。

リユースのイベント(役場・集落支援員さんが主催)がある時には、お隣の海士町から来てくださる方もいます。

ーこんな方にこんな時に利用してほしい!というのがあったら教えてください。
妊娠中や育休中の方、お子さんをお家で見られている方に利用していただきたいですね。

島に来て間もない方は是非来ていただきたいですね。

島に来たばかりだと知り合いも少なくて不安なことも多いと思うので、子育てサロンでお話できるお友達を作ってもらえればいいなと思います。

行きにくいなと感じる方もいるかもしれませんが、子育ての先輩に限らず、保育士さんや民生委員さん、役場の保健師さんや栄養士さんなど福祉関連の方もいるのでぜひ来ていただきたいです。

お話だけでも構わないですし、妊娠中の方やこれから子どもを授かりたいなと考えている方、お母さんだけでなく、お父さんや祖父母の方も一緒に来ていただいても大丈夫ですよ。

ー子育てサロンで気を付けていることはありますか?
おもちゃの配置に気を付けています。

赤ちゃん~歩けないお子さんが遊べるスペースと、皆でおままごとやボール遊びなどができるスペース、滑り台やトランポリンなど身体を動かして遊べるスペースで分けています。

色々なおもちゃがごちゃっとしていていると、怪我に繋がるかもしれないのでスペースで分けています。

赤ちゃんが遊べる所とトランポリンや滑り台などはちょっと離すなど工夫しています。

スペースで分けると自然とお子さんの月齢が近い保護者さん同士が集まると思うので、お話をしたり、お友達になったりするきっかけに繋がるといいなと思っています。

私は積極的に関わるというより見守る側に徹しています。
保護者さん同士が話している時はお子さんを見るようにしていますね。
保護者さん達が繋がれる空間を作れるように気を付けています。

ーこの仕事をしていて良かったと思うことや、やりがいは何ですか?
「久しぶりに大人と話せて嬉しい」、「短時間だけど息抜きできて良かった」と嬉しそうに話す保護者さんを見て私も嬉しくなりました。

お子さん達の成長を見られるので楽しいです。お茶会の時間には「おいしい」「おいしい」と嬉しそうに食べる姿がとても可愛くて癒されています。周りの大人も自然と笑顔になっています。

クリスマス会のようす

ー今後の目標などはありますか?
たくさんの人に来てもらうことが目標です。初めてで子育てサロンになかなか来づらい方や色々な世代の方、皆さんが来てくださるといいなあと思います。

インスタグラムでも発信しているので「こういう所なんだ、行ってみようかな」と思ってもらえるように頑張ります。


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実際に子育てサロンを利用されている保護者さんたちからは
・自由な感じで訪れやすい
途中で来て途中で帰っても大丈夫なところが良い
・子育て支援センターより利用する方が比較的固定されていない
・子育てサロンで顔見知りが増えた
・子育てサロンと家での様子は違うことも(家の中の方がやんちゃ!)

といった声がありました。
「気軽に訪れやすく、保護者さん同士のつながりが生まれる場にしていきたい」という山本さんの思いが実っているように思います。

「子育て支援センター」の小谷先生は、「子育てサロンと連携できるようになったのは大きいですね。これまでは”支援センター”か”サロン”のいずれかにしか来たことのない方もいたと思います。そういった方達の情報共有をできるようになって良かったです、という風に言ってくださって。そういう横の繋がりが出来ていくのは良いことかなと思います。」とお話してくださりました。

今回お話してくれた山本さんや小谷さんをはじめ、西ノ島では様々な方が、それぞれ工夫を凝らし、保護者さんたちに心を寄せた支援を行っています。

西ノ島での子育てや暮らしについてもっと知りたい!という方は
ぜひ下記HP(西ノ島町役場)もチェックしてみてくださいね。


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