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【島の子育て】みた保育園さんを取材させていただきました!~保育士さんインタビュー~

このマガジンでは、移住を検討している方、島生活に興味がある方に向けて、島の住居・インフラ・子育て支援など、住む前に知っておきたい!そんな情報をお届けします。

こんにちは、note管理人の露木です。
西ノ島町立の「みた保育園」さんを取材させていただきました。
今回は後編ということで、実際に働いている保育士さんにインタビューさせていただきました!


みた保育園基本情報

設置主体:西ノ島町
定員:45名
【保育目標】
(1)元気で意欲的に友達と遊べる子ども
(2)何事にも興味関心を持ち感動し、考えて行動できる子ども
(3)思いやりのある優しい子ども
【食事目標】
(1)心身両面の健全な発育を図るために、量・質ともに適切な食事を提供します
(2)望ましい食事態度の形成を図ります
(3)食事を通して健康や栄養に関心を持たせ望ましい生活環境を作ります

令和5年度西ノ島町立みた保育園のしおりより抜粋

主任保育士さんインタビュー

この4月からみた保育園で働いている金山先生
東京からIターンされてきています。

ーーよろしくお願いします!まず仕事内容を教えてください。
朝は7時半から受入をしています。
ちょっとした引継ぎや朝に家であったこと・体調などを聞きながら受入をしています。
午前中は子どもたちと考えた遊びや、前の日に子どもたちが「やりたい」と言っていたことを一緒に形にすることをしています。

今は暑いので、出勤したらまず、外気を測るところから始まります。
保育士さんたちの仕事の調整をしたり、子どもの出欠を確認しています。
事務仕事がなければ保育のフォローに入ったりもしています。

ーー主任の先生となると事務仕事も多いのでしょうか?
結構園長先生がフォローというかカバーしてくださってる部分も多いですね。
備品の発注や、先生からの「こういうものを作ってほしい」といった声に応えるために考えたりなどもしています。
あとは人員配置を考えたりという仕事もありますね。

ーー仕事のやりがいは何ですか?
私は東京でずっと保育士をしていて、18年目くらいになるんですけど
やりがいしかないというか。
途中でちょっと保育士の仕事について疲れちゃって違う仕事に転向したりもしたんですけど、やっぱり子どもから貰う力が大きくて。
疲れるし大変なことも多いけど、子どもから貰うパワーが活力になっています。
同じことは起こらないし、子どもたちは日々成長してて、それと向き合えることがやりがいだと感じています。
子どものためにどうしたらいいんだろう、と日々考えることが多くて、それで子どもが良い方に成長してくれると嬉しいですね。

お神輿ごっこをして遊ぶ子どもたち

ーーありがとうございます。では大変なことは何ですか?
子どものパワーに圧倒されることもあって。大変なことは日々変わると思ってて。向き合えば向き合うほど「この子にはどうしたらいいだろう」という悩みとか。
でも他の先生とのチームワークで解決したり、皆で話し合って考えていくっていうのもあって。大変だけど……大変って聞かれると……あまりない!
体力的な大変さはあるけど…正直それくらいで、大変さより楽しさの方が大きいかな。
いま主任なので現場からちょっと離れているのは少し寂しさを感じています。クラスに入っていると楽しさを感じますね。
大変さをやりがいが越えていくことの繰り返しですね、楽しいです。

ーーちなみにですが、どうして西ノ島へいらっしゃったんですか?
私が島暮らしに憧れていて、ちょうど3月に主人の仕事の切替があって
結構自由の身になれたので、「ちょっと行ってこようかな」って。
島の保育を経験してみたかったのと、島での生活ってどんな感じなんだろうと思って。
主人が元々島根の出身というのもあって、2年前くらいに旅行でも来ていて。「こんな所に住めたらいいな」っていう話もしていたんです。
そうしたらちょうどここの保育園が募集していたので。タイミングとご縁が重なった感じですね。

ーー島に来て驚いたことって何かありますか?
子どもたちのことでいうとすごく素直!子どもらしさがすごいあるなって。
今までは大人っぽい子が多い所にいたので、より子どもらしさを感じます。
元気だしのびのびしているし。
あとは保護者の方も時間にゆとりがあるのかなって感じています。
都会のお母さんからは「いつ子どもとの時間を作ればいいんですか」っていうような相談も受けることがあって。
こっちではお父さんが迎えに来るご家庭も多いし、帰ってから海に行ったり、家族で過ごす時間が多いのかなっていう印象です。

私生活でいうと、ご近所さんとの距離が近いこと。
お隣さんがごはんをお裾分けしてくれたり、釣った魚をくれたりと、色々な方に気に掛けていただいて感謝しています。
人の温かさを感じて日々過ごしています。

ーー島に来る前とのギャップはありましたか?
何だろう、本当に皆さん優しいんだなって。
「ご近所付き合いとか大変じゃない?」って周りから心配されたりもしたんだけど、全然そんなことなくて。
良い距離感で接してくれるし、人との距離感が温かいことにびっくりしたかな。

インタビュー後は子どもの様子を確認してらっしゃいました

筆者より

普段からみた保育園さんには取材でよくお邪魔させていただいています。
様々なイベントや試みを行っていて、いつも子ども達は楽しそうに過ごしています。
その一方で、あまりにも子どもが元気で「保育士さんって本当にすごい、私なら体力もたないかも……」と感じることも。そんな中で、金山先生の「大変さをやりがいが越えていく」という言葉が印象的でした。

今後もみた保育園をはじめ、西ノ島での子育て情報を発信していきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました!



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