【島留学体験記】島のみんなが主役になれる?西ノ島の”フェス”に参加してみた。
6/1に西ノ島町コミュニティ図書館 いかあ屋にて、いかあやフェスが開催されました。
家族連れで楽しめる”フェス”って一体どんなフェスなのでしょうか?
今回は、そんな「いかあやフェス」に参加した体験レポートです。
朝9時半、いかあ屋に到着。
10時からのオープンに向けて、各ブースの方々が準備を始めていました。
「テントを張るの手伝って~」という声や楽器の音が聞こえてきて、会場はすでにちょっとしたお祭りモード。
いかあやフェスは、マルシェやワークショップ、ステージ企画など、有志の方々が出店・発表できるイベント。
出店者を支えるボランティアも島民の方々から募集します。
参加者の中には、お隣の島、海士町から来られている方もいらっしゃいました。
私は午前中、海月堂店長の娘さん、小学3年生のSちゃんのワークショップのお手伝いをしました。
去年のいかあやフェスから「マリン堂」という屋号で、ワークショップの店長をしているそうです。
今回は、エッグライトを使ったペットボトルランタンのワークショップ。
Sちゃんは「お客さん、来てくれるかな~」と不安そうでしたが、一生懸命「いらっしゃいませ~」と声をかけていた甲斐もあり、無事お客さんが来てくれました。
お客さんが作ったランタンは、どれもカラフルで可愛かったです。
お店の手が少し空いたので、会場を見て回りました。
外はストラックアウトやパターゴルフなど、遊べるコーナーが複数あり、家族連れでにぎわっていました。
他にもパンやフランクフルト、サザエご飯など、美味しそうな料理の販売がありました。
いたるところからいい匂いが漂ってきて、思わずたくさん買ってしまいそうでした(笑)
ステージでは、民謡やダンス、楽器の演奏などのパフォーマンス。
みなさん手拍子をしながら楽しんで観ていました。
午後からは、島留学生が企画したワークショップのお手伝いしました。
耳浦海水浴場で拾ったペットボトルキャップを使って、キーホルダーを作るワークショップ。
子どもたちに海岸のごみの現状を知ってもらいたい。
そして、それらのごみを活用した作品を作ることによって、環境について考える機会を作りたい。
そんな思いで企画したそうです。
キーホルダーは、自分の好きな形の枠を選んで、その枠にペットボトルキャップを細かく切ったものを敷き詰めていきます。
そのあと、アイロンで溶かして固めれば、出来上がりです。
ペットボトルキャップの破片を詰める量が少ないと穴ができてしまったり、うまくいかないこともありましたが、子どもたちは試行錯誤しながら思い思いのキーホルダーを作ってくれました。
16時ごろ、ほぼすべてのお店が片づけを終えて、いかあやフェスは終了。
今年は例年に比べて人は少なかったそうですが、それでも地元の方々がたくさん参加されていました。
今回初めて参加した『いかあやフェス』。
島に来たときから、色んなお店で張り紙がしてあったのをみて、ずっと楽しみにしていました。
最初はただ、参加者として楽しむイベントだと思っていましたが、気づいたら運営側に(笑)
いかあやフェスは、色んな立場で楽しめるイベントでした。
小学3年生の子や島留学生がワークショップをしていたように、「やりたい!」と声をあげれば、それを実現できる。
ボランティアとして、そんな人たちを支えることもできる。
もちろん、参加者として楽しむこともできる。
島民のみんなでつくって、みんなで楽しむイベントなんだなと思いました。