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クラウドファンディングにも挑戦中!離島のお土産作りに奮闘する大学生の思いとは?

こんにちは、note管理人の露木です。
今回は西ノ島の名産である「岩ガキ」の缶詰めのお土産を開発中の、大人の島留学生・西野さんにインタビューしました!


大人の島留学の期間は1年間、3月下旬で任期が終了となります。
いよいよ活動も大詰め!ということでお土産品開発という大きなプロジェクトを進めてきた彼女の思いを伺いました。

「商品開発をしてみたい」という思いで飛び込んだ島留学

私は大学を休学して大人の島留学に参加しています。

元々やりたいことが明確にあった訳ではなくて、その中で幅広く色々なことを学びたいと思い経営学科に入りました。
経営学は会社や人を通して経済や社会をみることができるのが面白いなと思って。

それでマーケティングを専攻してきたのですが、机上の学びに留まらずに実際に商品を開発したいと思うようになりました。

島留学で所属する事業所を選ぶ際も、まず「商品開発をしたい」ということをお伝えしたんです。

初めての水産現場も経験しながら、試行錯誤の日々

岩ガキの缶詰めを作ることになったのは、所属する「(株)日本海隠岐活魚倶楽部」(以下、活魚と表記)さんの社長からの提案でした。

缶詰めだと常温で保存が可能で持ち運びがしやすく、長持ちするのでシーズンを問わず岩ガキを楽しんでもらうことができるから、という理由からでした。

お土産開発と並行して、実際に活魚さんの現場作業にも入らせていただきました。

実際に商品化に至った時に、現場の皆さんの手助けなしには製造はできないですしね。

初めは社員の方も「へえ~岩ガキの缶詰め作るんだね」といった反応だったのですが、企画が進むにつれて「最近お土産開発の進捗どう?」「これを作ることになるんだね~」と気にかけてくださるようになりました。

こだわりの「味・食感」と「パッケージ」

岩ガキの味付けは「オイル漬け塩レモン」と「醤油味のうま煮」の2種類を進めています。
そのまま食べて美味しいことはもちろん、幅広くアレンジできるものを作りたくて。
なのでオイル漬け塩レモンは自分の中でマストでした。
パスタやサラダにしても美味しいと思います。

塩レモンは洋風なので、和風もあってもいいなと考えて醤油ベースのうま煮も作りました。

食感については、納得のできるものにするのが大変でしたね。
缶詰めって機械で熱殺菌をするので、その熱の入り方で身の柔らかさが全然違うんです。

いかに岩ガキのプリプリとした食感を残すかが大変でした。
熱を通す時間や温度を地道に微調整して、岩ガキの特有の食感を保つことに成功しました。

機械のメーカーさんにも問合せしたこともあります。
同じような商品の事例はありませんか?って。
そうしたら「同様の事例はありませんね。カキの食感を保ったまま熱を通すのは難しいので…」という回答をいただいて。
なので自分でやるしかない!と思って頑張りました。

食感にはかなりこだわったので自信があります!!

パッケージに関しても西ノ島らしさを出したくて。
そのためにも西ノ島出身のデザイナーさんと一緒にパッケージを作っているんですけど、自分の考えが形になっていくことが嬉しいです。

自分の理想のデザインの雰囲気を、既存のデザインをサンプルとして集めてお渡しして、デザイナーさんに伝わるように工夫しました。

ひとりでやるのではなくて色々な方と協力することでより良いものが出来るんだなと感じていて。

人とコミュニケーションをとったり擦り合わせていく過程で、よりアイデアがブラッシュアップされているなとも思うし。

それこそパッケージは「山と海」を背景にして進めているんですけど、そうした理由としては、以前中上さんとお話した時に「豊かな山があってこそ美味しい岩ガキができる」ということを聞いたからっていうのがあって。

だからパッケージでも西ノ島の自然豊かな山と海を表現したくて。
完成したらデザインにも注目してもらえると嬉しいですね。

「客観的な意見」の重要さを学ぶ

開発を進める中で、隠岐諸島もの・ことカレッジ(隠岐カレ)に参加し、商品開発のノウハウも学ばせていただきました。

講師の方が3人いらっしゃって、味やデザインについてや、食品検査についてなど実務的な事項へのアドバイスを頂けました。

隠岐カレを通じて自分の疑問点を解消できたことも多く、専門的だったり客観的な立場から商品をみることの大切さを知ることができたと思っています。

初めての挑戦、クラウドファンディング

いまクラウドファンディングも実施しているんですけど、これに関しても島外の方の率直な意見を聞きたいと考えたからなんです。

試作品をリターン品としてお送りして、アンケートに答えていただき、味や価格についての忌憚のない感想を教えていただけると嬉しいです。

やっぱり島外から来た観光客の方向けの商品なので、そういった方に食べてみてもらいたいですね。

西ノ島産のお土産は現状少ないので、これをしっかり商品化して島を盛り上げられるよう引き続き頑張りたいと思います!
ぜひご支援よろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

※この記事に関してのお問合せは
西ノ島町役場産業振興課までお願いいたします。
TEL::08514-6-1220

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